*陵墓の扱いをめぐって政府が答弁
記事年月 | 2019年7月-9月 |
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号数 | 84 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 7月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
記事タイトル | *陵墓の扱いをめぐって政府が答弁 |
本文テキスト | 7月6日、ユネスコ世界遺産委員会により、「百舌鳥・古市古墳群」の世界文化遺産への登録が認められた。これに先立ち、6月21日付で国民民主党の津村啓介衆議院議員より古墳に関する質問趣意書が提出され、政府は7月5日に答弁を持ち回り閣議で決定した。津村議員の質問は文化財保護法による陵墓の保護や、その観光資源としての活用を問うものだったが、答弁は「陵墓については、御指摘の『百舌鳥・古市古墳群』を構成するものを含め、現に皇室において祭祀が継続して行われ、皇室と国民の追慕尊崇の対象となっていることから、静安と尊厳の保持が最も重要であると考えている」と述べた。津村議員は最新の学術的成果に基づく陵墓の正確な治定も求めていたが、答弁は「陵墓の治定を覆すに足りる陵誌銘等の確実な資料が発見されない限り、現在の陵墓の治定を見直すことは考えていない」とした(22日付。15日付に世界文化遺産登録に関する記事)。 [→国内・皇室参照] |