*40年ぶりに女性のサッカー観戦解禁
| 記事年月 | 2019年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 85 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | イラン |
| トピック | |
| タイトル | *40年ぶりに女性のサッカー観戦解禁 |
| 本文 | 10月10日、首都テヘランで行われたサッカーW杯アジア2次予選のカンボジア戦の試合において、一般女性の競技場への入場と観戦が許可された。1979年のイスラム革命以降、厳格なイスラム体制を敷く同国では女性による男性スポーツの観戦は一部の例外を除いて禁止されており、今回の観戦解禁は40年ぶりのこととなる。9月には男装して競技場への入場を試みて拘束された女性が焼身自殺を遂げる事件が起きていた。当日は約8万人を収容するアザディ競技場の約3,500席が女性に開放され、女性たちは男性席とはフェンスで仕切られた特別席で応援に興じた。一般女性の観戦解禁に対しては肯定的な風潮が強いが、イスラム教に厳格な保守強硬派の間では反対意見が根強く、試合前日の9日にはテヘラン市内で女性の観戦反対を訴える数十人がデモを行った(東京・夕10/11ほか)。 [→『ラーク便り』84号48頁参照] |