*与党が地方選挙で惨敗、背景に宗教政策への反発か
記事年月 | 2020年1月-3月 |
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号数 | 86 |
媒体 | 国外 |
大分類 | 【B-3. 南アジア】 |
国名 | インド |
トピック | |
タイトル | *与党が地方選挙で惨敗、背景に宗教政策への反発か |
本文 | 2019年5月に実施された総選挙でのインド人民党(BJP)の圧勝を受けてモディ氏が首相に再任されたものの、この度、2月11日に開票されたニューデリー首都圏の議会選挙(定数70)では同党が8議席しか獲得できず惨敗。2019年10月の西部マハラシュトラ州と北部ハリヤナ州、および12月の東部ジャルカンド州の議会選挙でも敗北を喫していたことから、直近の地方選の結果は政権与党への国民の不信感の高まりを示すものとなった。なお、この背景には、国内経済の低迷、および、ヒンドゥー至上主義を掲げるとともに国籍法改正法案の成立などイスラム教徒に対する差別的な政策を実施するモディ政権への不満や反発が国内に広がっていることが挙げられる(読売2/19ほか)。 [→『ラーク便り』83号62頁、85号50頁参照] |