*モスク化された世界遺産で86年ぶりの礼拝

*モスク化された世界遺産で86年ぶりの礼拝

記事年月 2020年7月ー9月
号数 88
媒体 国外
大分類 【B-4. 中東・西アジア】
国名 トルコ
トピック
タイトル *モスク化された世界遺産で86年ぶりの礼拝
本文  7月24日、イスタンブールにある世界遺産アヤソフィアで86年ぶりにイスラム教徒の金曜礼拝が行われた。ビザンツ帝国時代にギリシャ正教の大聖堂として建設され、オスマン帝国下でモスクに改装されたアヤソフィアは、世俗主義を掲げた初代大統領アタチュルクの下で1934年に博物館に変更された。しかし、2020年7月にエルドアン大統領がモスク化を決定し、その動向が国内外で注目を集めていた。自身も礼拝に参加したエルドアン氏はイスラム色の強い公正発展党の党首で、モスク化は世俗主義よりもイスラム教の教えを重視する同氏の政策の一環。8月21日には同じくビザンツ建築として名高いカーリエ博物館のモスク化も決定し、世俗派の国民からは反発をまねいている(朝日7/25ほか)。
[→『ラーク便り』87号52頁参照
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