*大谷派新門首就任

*大谷派新門首就任

記事年月 2020年7月‐9月
号数 88
媒体 国内
大分類 【A-2.仏教】
国名 日本
トピック
タイトル *大谷派新門首就任
本文  真宗大谷派の大谷暢顕(ちょうけん)氏が6月30日に第25代門首を退任し、いとこでブラジル国籍の大谷暢裕(ちょうゆう)氏が7月1日付で第26代門首に就任した。宗務所職員の新型コロナウイルス感染が確認されたため、門首交代に伴う儀式である御影堂(ごえいどう)で親鸞の木像・御真影(ごしんねい)が安置された厨子の扉を暢顕前門首が閉める「御扉閉(みとへい)」と、暢裕新門首が開ける「御親開(ごしんかい)」は中止された。1日朝は通常の「晨朝(じんじょう)法要」が営まれ、新門首と前門首の着座位置を入れ替え、仏供の給仕も暢裕新門首が行い、約100人の参拝者が新門首の初法要を見守った。暢裕新門首の就任会見は当初の予定から約1ヶ月後の7月30日に開かれた。会見で暢裕門首はコロナ禍にあって感染に関連した差別、偏見を生み出す人間の有りようを見過ごさず、生きる者は皆平等であるという教えを伝えたいとして、親鸞の説いた「御同朋御同行」の精神を強調した(京都・京都7/2、毎日・大阪8/15ほか)。[→『ラーク便り』84号25頁参照
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