*モスク打ち壊し事件の被告に無罪判決
| 記事年月 | 2020年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 89 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-3.南アジア】 |
| 国名 | インド |
| トピック | |
| タイトル | *モスク打ち壊し事件の被告に無罪判決 |
| 本文 | 9月30日、ウッタル・プラデーシュ州の州都ラクナウの裁判所は、1992年に起きたモスク打ち壊し事件に関与したとされる被告32人に無罪判決を下した。被告の中には現在の与党インド人民党(BJP)の幹部などが含まれ、野党やイスラム教徒の団体が判決を非難している。破壊されたモスクがあった街アヨーディヤーはヒンドゥー教の神ラーマの生誕地とされ、80年代以降BJPが同地にヒンドゥー教寺院を建設する運動を全国的に展開。92年12月にヒンドゥー至上主義者らがモスクを破壊し、その後の暴動で数千人が死亡した。事件後、当局はBJPなどの幹部を暴力扇動の罪で起訴したが、裁判所は今回、証拠不十分として裁判中に死亡した被告を除く全員に無罪判決を言い渡した(赤旗10/6ほか)。 [→『ラーク便り』81号51頁、88号45頁参照] |