*ハンセン病による強制堕胎児の慰霊碑建立
| 記事年月 | 2020年10月-12月 |
|---|---|
| 号数 | 89 |
| 媒体 | 国内 |
| 大分類 | 【A-3.習俗・慰霊】 |
| 国名 | 日本 |
| トピック | |
| タイトル | *ハンセン病による強制堕胎児の慰霊碑建立 |
| 本文 | 11月26日、国立ハンセン病療養所・菊池恵楓園(熊本県合志(こうし)市)で、旧優生保護法により堕胎を強いられたハンセン病患者の胎児を悼む慰霊碑の除幕式が行われた。入所者自治会によると、堕胎された胎児や新生児の標本を見たという証言はあったものの具体的な資料が見つかっていなかったことから、同園への慰霊碑設置は見送られていた。しかし、入所者の減少と高齢化が進み、参拝できるうちに慰霊の場を設けようと慰霊碑建立を受け入れたという。除幕式に出席した同園園長は「子を生むことを許されないことがどれほど悲しかったか察するに余りある。教訓を後世に伝えるため大切に管理する」と話す(熊本日日・熊本11/27ほか)。 [→『ラーク便り』32号16頁参照] |