*「皇女」創設についての所功氏の論評
記事年月 | 2020年10~12月 |
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号数 | 89 |
媒体 | 専門紙 |
大分類 | 12月 |
国名 | 日本 |
トピック | 神社新報 |
タイトル | *「皇女」創設についての所功氏の論評 |
本文 | 政府が結婚後の皇族女子に「皇女」の称号を贈り、皇室活動を続けてもらう案を検討しているとの報道をめぐり、かねて皇室の問題に言及してきた歴史学者・所功氏の論評が『神社新報』に掲載された。同氏は下記の2点を指摘する。(1)「皇女」は天皇の娘のみを指す言葉であるため、皇族女子すべてに結婚後「皇女」の称号を贈るという「皇室用語の拡大濫用」は慎むべきである。(2)報道では皇女は特別職の国家公務員と位置付けられることになっているが、皇室活動は天皇陛下のもとで分担して行われるものであり、皇族女子に結婚後も協力してもらうのであれば天皇直属の内廷職員とすることが望ましい。これらを指摘したうえで、同氏は「皇位継承に一代限りの男系女子を容認しておく」「旧宮家子孫の適任者を継嗣のない現宮家に養子に迎えるようにする」などの案を総合的に検討するよう提案している(7日付)。 [→国内【7.皇室】参照] |