*沖縄の遺骨土砂使用に対し全国に広がる反対の動き

*沖縄の遺骨土砂使用に対し全国に広がる反対の動き

記事年月 2021年7月-9月
号数 92
媒体 国内
大分類 【A-3.習俗・慰霊】
国名 日本
トピック
タイトル *沖縄の遺骨土砂使用に対し全国に広がる反対の動き
本文  沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設のための埋め立てに沖縄戦戦没者の遺骨が混じった土砂を使用することに反対する動きが、全国に広がっている。7月15日に「平和をつくり出す宗教者ネット」などの主催で、宗派を超えた宗教者が参議院議員会館で集会を開き、約50人が参加。主催者は「現地のたたかいに連帯していきたい」と挨拶した(赤旗7/16ほか)。沖縄戦戦没者遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さんら活動家は、9月14日に土砂の不使用を求める署名約3万3千筆を政府に提出した。具志堅さんは収集済みの土砂にも細かい遺骨が混じっていると指摘。防衛省の担当者は「遺骨の問題は重要と認識している」としつつも、遺骨が混じった土砂を使用するか否かは工事の実施段階で決まると説明した(赤旗9/15、東京・東京9/16)。
また、土砂を使用しないよう国に求める意見書の提出が、沖縄県以外の自治体でも多数みられるようになっている。参議院によると、8月末までに受理した地方議会による意見書は沖縄県以外に7件(朝日・北九州9/12)。9月15日には大阪市議会でも採択されており、反対の動きは拡大している(沖縄タイムス・那覇9/17)。
[→専門紙『キリスト新聞、カトリック新聞、クリスチャン新聞』参照]
[→『ラーク便り』91号24~25頁参照]
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