*皇族数確保のための2案が有識者会議で示される

*皇族数確保のための2案が有識者会議で示される

記事年月 2021年7月-9月
号数 92
媒体 国内
大分類 【A-7.皇室】
国名 日本
トピック
タイトル *皇族数確保のための2案が有識者会議で示される
本文  7月9日の第9回、ならびに同26日の第10回有識者会議で、女性皇族が結婚後も皇室に残る案と旧皇族の男系男子を養子に迎える案の2案が盛り込まれた皇族数減少への対策の方針が示された。9日の会議では議論を上記の2案に絞り、課題を整理して次回会議で方向性をまとめることを確認した。国会決議で求められた「皇位継承策」と切り離し、あくまで「皇族数確保策」の検討を急ぐこととなった(毎日・東京7/10、読売・東京7/10)。26日の会議では2案を中心とする一方で、それでも十分な皇族数が確保できない場合は、旧宮家の男系男子を法律により直接皇族とすることも検討内容として明記された。しかし、具体策に関しては詰めていくと女性・女系天皇にも触れざるを得なくなるとし、踏み込まなかった(朝日・東京7/27、日経・東京7/27)。8月6日、同会議は女性皇族の配偶者・子は当面、皇族としない方向で意見の集約に入ったことを政府関係者が明らかにした(東京・東京8/8)。 一方、9月5日には政府内に天皇ご一家と4宮家を存続させる構想があることを関係者が明らかにした。具体的には天皇陛下の長女・愛子さまが天皇ご一家に残り、秋篠宮家の次女・佳子さまが家を継ぐことで秋篠宮家の長男・悠仁さまの即位後も皇室全体で支えられるようにするというもの(東京・東京9/6)。
[→『ラーク便り』91号32頁参照
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