*巡礼をめぐるイランとの対立が再燃
| 記事年月 | 2016年7月-9月 |
|---|---|
| 号数 | 72 |
| 媒体 | 国外 |
| 大分類 | 【B-4. 中東・西アジア】 |
| 国名 | サウジアラビア |
| トピック | |
| 記事タイトル | *巡礼をめぐるイランとの対立が再燃 |
| 本文テキスト | 9月9日から開始される大巡礼(ハッジ)をめぐって、2016年の不参加を表明しているイランとサウジアラビアの間で対立が再び強まっている。イラン人464人が亡くなったとされる2015年の大巡礼での事故に関して、イランの最高指導者ハメネイ師は9月5日、「巡礼者を殺した」とサウジアラビアを非難。これを受けて、翌日サウジアラビアの大ムフティ(最高イスラム法官)、アブドルアジズ師は「イラン人はゾロアスター教徒の子孫で、イスラム教徒への敵意は昔からだ」と反論した。さらにハメネイ師が演説で「邪悪で呪われたサウジ王家に聖地の守護者たる能力はない」と応戦し、9日にはイランの首都テヘランでサウジ王家を非難するデモが発生するなど、両国の対立は泥沼化の様相を呈している(朝日9/10ほか)。 [→『ラーク便り』68号44頁、71号47頁参照] |